logo

住宅およびピアノ等楽器室のコンパクトな防音計画・設計

石膏ボード、合板・無垢材、軸組み木材などの遮音・制振・吸音特性を踏まえ、薄くて防音性の高い内装構造に取り組む 防音職人(Home)の情報ページです。

防音職人の特長は分析データ、実践経験を重視することです

防音計画は机上のデータだけではなく、実際の空間・現場での音測定・効果、フィードバックを重視しています。

防音材メーカーの実験データと現場の空間での防音効果は乖離することが少なくなく、施工方法や設計内容(材料選定、防音構造、施工手順など) によって大きく左右されます。
このため、既往の事例やマニュアルだけでなく、専門分野の研究成果、実例の音測定・居住者の体感報告などを総合的に勘案して、防音設計・施工を 検討することが必要です。
→具体的な考え方は『 防音コンサルティングノート 』をご参照ください。
→誰もが諦めたマンション騒音『 GL壁の防音 』を解決。
→寝室に響く騒音『 天井・GL壁の防音 』を解決。

検討フロー


木造住宅なら薄い防音施工でも大幅に遮音性能がアップします

厚さ16ミリ~22ミリで15dB程度、厚さ34ミリ程度で25dB、壁の遮音性能をアップさせることが可能です。

騒音を15dB低減すると人間の耳には半分以下に減ったように体感されます。25dB低減すると4分の1以下になったように体感され、 既存の壁の遮音性能が20dBの場合は、概ねD-45となり、昼間であればピアノ防音室レベルの効果に相当します。
費用対効果の高い防音が可能になる
DIY・簡易防音工事で予算の制約をクリア

防音職人(サポートページ)は2004年の夏に開業して以来、住宅の騒音対策や楽器の防音室、ペンション・ホテル、事業所など、多くの相談 や対策設計・リフォーム工事、防音計画などに取り組んできました。その中で、経験した事例やエピソードをできる限りご紹介したいと思います。
防音対策および設計・工事


DIYや簡易防音施工でも遮音効果を高めることができます

音測定

防音材・一般建材の周波数別の遮音データや組合せによる防音効果を分析した対策が重要です。

とくに、遮音性能は素材が単独で持つデータの足し算で防音を想定するのではなく、石膏ボード・合板などの建材や防音材を併用した 場合の効果を踏まえて想定します。たとえば、面密度・制振性の小さい遮音シートは石膏ボードなどの板状の遮音材に張り付けても効果は殆ど 出ません。足し算的な効果は出ないというのが設計の基本です。

簡易施工、DIYであっても組み合わせ方によって、想定に近い防音効果を出すことも可能です。これは分析データ、実践経験が重要な根拠に なります。
DIY・簡易防音施工

また、石膏ボードやガラスなどの比較的剛性が高い硬質の板状の遮音材は、必ずある周波数帯において、顕著な遮音低下(コインシデンス効果)を 起こすため、特性の異なる遮音材や吸音材を併用し、弱点を補完することが必要です。