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GL工法・二重床の問題/防音対策のポイント/防音関連情報
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■ GL工法・二重床の問題 ■
マンションの防音性能低下の大きな原因は従来型のGL工法にあると言っても過言ではないでしょう。
これに加えて、近年の置き床工法(二重床工法)の問題がさらに防音性能を低下させるケースが少なくないようです。
ここでは、両者の問題構造を典型的な事例解説をもとに、参考情報として示しておきます。
※住宅防音の実践(トップページ)
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GL工法及び二重床の問題事例
マンション等のGL工法(GL団子をグリッド状に点付けした工法)と二重床の問題は一見別物のように考えられがちですが、実際は相互に
関連しあって遮音性能を大幅に低下させている事例があります。
下図に示すような構造をまったく問題ないと強弁する売主や施工業者も少なくなく、こういう認識自体が業界の大きな問題であるとも言えます。
一方でこのような問題点の改善に取り組んでいるゼネコンも存在しますが、まだ非常に少ないのが実態です。
また、二重床構造の問題研究・改良はあまり進んでいなく、しかも施工状況によっても遮音性能はかなり差が出るという問題を抱えています。
とくに、下地や防振支持脚の制振性能不足や床下の空気層の共振によって振動音が大きくなる事例が多いようです。
結果として、階下へ上階の生活騒音が響くという状況になります。

GL工法とは(参考)
GL工法は、石膏等と接着剤を混ぜて練ったものを団子状にして、コンクリート壁面に直接、グリッド状に点付けし、その上からプラスターボード
などを圧着するものであり、ローコストで工期が短く、多少の不陸面でも施工しやすいなどのメリットから多用されたものです。
しかし、この工法の最大の問題点は、コンクリート壁とボードの間の空間部分で音が太鼓のように共鳴(共振)して増幅され、上下階・隣接住戸間の
防音性能が著しく低下することです。
※GL団子は乾燥して固化すると、モルタルのように硬くなり固体音をダイレクトに伝播します。
隣やある階の足音などの振動音がGL工法の壁・柱などを介して、2フロア以上離れた階にまで伝播することも珍しくなく、音の発生箇所を特定するのにも
時間が掛かります。
※GL騒音と防音の事例:GL壁の防音
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