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空気伝播音・固体伝播音/対策のポイント/防音材料の使い方
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当ページは住宅防音体験から見た防音対策と留意点などを紹介する情報サイトです。
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マンション防音
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■ 住宅防音体験から見た対策と留意点 ■
防音対策には押さえるべきポイントがいくつかあります。
これを外すと防音効果が出ないだけでなく、逆効果になる場合もあります。
当ページでは防音リフォームなど防音対策の重要なポイントを示しています。
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音を吸収してブロックする構造
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◆空気伝播音・固体伝播音ともに吸収してブロックする構造が必要である。
*複数の防音材使用が原則
*単一の遮音材のみでは効果が少ない→鉛シート・石膏ボードなど
*防音材には遮音材・吸音材・防振材・制振材がある
*特にGL工法壁面には遮音材等を単独で張り付けても効果は殆どない
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共振・サウンドブリッジを防ぐ構造・工法
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◆音は下地・空気層・仕上材の状況によって共振するため防振工法・構造が必要である。
*GLボンド又は胴縁ボンド等下地における共振・サウンドブリッジによる大幅な遮音低下が問題
*固体音が伝播しないように躯体と内装下地は出来る限り絶縁することが望ましい
*二重床においても壁面と床材の取り合い部・床下の空気層の共振・振動音干渉に注意
*反響音の吸収・振動音の共振防止には吸音材・防振材の活用が重要
*サウンドブリッジの回避、衝撃音を吸収する下地構造等システムが必要
*ピアノ等防音室の湿式浮き床工法はコンクリート増打ちの重量増が問題となる場合がある
ので要注意。→床スラブへの過負担により剛性が低下する恐れがある
*躯体構造に影響を与えない乾式浮床工法又は防振二重床工法の方が制約条件が少ない
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防音効果を高める防音材の選定
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◆反響音による音漏れや共振・コインシデンス効果を起こす単独の遮音材使用は避ける。
*石膏ボード・鉛ボードの単独使用は避け、吸音材・防振材との併用を図る
*石膏ボードは低音及び高音域での遮音低下を生じるため外壁・天井面の使用に注意
*音源側に近い方から吸音材・防振材・遮音材の順に取り付けるのが基本
*遮音材には制振材と一体となった遮音・制振ボード活用が効果的
*壁面の下地・床下・天井裏の空気層には吸音材を充填することが防音効果を高める
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遮音フローリングの過信は禁物
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◆遮音フローリングは軽量衝撃音対策であり重量衝撃音には効果はない。
*重量衝撃音対策の遮音フローリングの既製品はない
*軽量衝撃音対策のLL45遮音フローリングは余り効果は無い
*ワンランク上のLL40がベターだが柔らかいため傷がつき易い
*遮音フローリングの効果は躯体の厚み・下地の構造に大きく左右される
*子供の走る音・飛び跳ねる音、大人の足音には殆ど効果は無いと認識すべき
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その他の留意点
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◆簡易的な吸音材・遮音ボード等の取り付けはインテリア等に配慮が必要である。
*床はカーペットで隠せるのに対し壁・天井は見栄えが問題となるので工夫が必要
*グラスウール等の吸音材露出はアレルギー・喘息の人には配慮が必要
*安易な防音材貼り付けはインテリアを気にする人にはストレスになる
*見栄え・閉鎖感などから簡易防音室の設置・レイアウトにも配慮が必要
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