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天井防音の事例/マンション防音の重要なポイント


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■ 天井防音対策の事例 ■

天井防音対策の事例・ポイント

 防音対策で最も難しいのが「天井防音」と言われていますが、状況に応じた的確な防音設計と防音材料の選定によって 成功した事例があります。

 私も多くの業者に問合せをしましたが、「出来ない」「天井が30センチ下がる?」「高額な見積り」などという返事をもらい、 非常に呆れました。そこで私が設計をして防音工事を実施した成功例と対策のポイントを簡単にご紹介します。
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天井防音対策の成功へのポイント

 私が研究・実践した「天井防音対策」の主なポイントは以下の通りです。
※もちろん、天井の構造や騒音状況に応じて補正する必要があると思いますが、非常に重要な内容ですので参考にしてください。

*軽量鉄骨下地を木下地に出来る限り取り替える。
*天井スラブからの振動を伝播しにくくするため、スラブに接触する下地の面積を小さくする。
*天井下地は吊り木で吊り、壁際(梁、間仕切りなど)に下地を固定して振れ止め・制振性をもたせる。
*吊り木や壁際の下地には防振材を使用する。
*天井裏においては、騒音の反響を防ぎ、吸音効果を高める吸音材を使用する。
 ※このため、少なくとも15センチ程度のフトコロ(空間)を確保する。
  また、間仕切り上部や隣接する下がり天井などの音の抜け道を吸音材等で塞ぐ。
*天井ボードは通常の石膏ボード単独使用は避け、防振性のあるボード又は制振材を使用する。

上記の諸点を出来る限り反映させた防音設計のもとに、防音工事を実施することが重要です。


天井防音対策事例(参考)

 以下に示す写真の事例は、マンションの天井防音事例ですが、私が設計して防音材料を指示したものです。振動音など 騒音がかなり減少した成功事例です。
*吊天井構造に改造して、吸音材を入れた時点での施工途中の1コマです。
*従前は、天井下地がスラブに密着している直付け天井で、振動などの騒音が目立っていました。 ※天井防音の事例も合わせてご覧ください。




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