防音材は進歩している

 防音材の最先端は、自動車などの車両、航空機、機械設備の分野です。金属素材を除くと、最近は大分様変わりしているようです。

 それに比べ、建築業界の防音材は、依然として遮音ゴム、鉛、グラスウールが多用されています。これらは、耐久性や遮音性などの面で、自動車業界などの防音材に比べて劣ります。

 自動車などの業界では、遮音ゴムは使用せず、樹脂、高密度フェルト、多孔質ウレタンが主流です。

 耐久性の強化や軽量化を図り、特に制振材の製品は、建築業界とはかなり異なります。

 とくに、制振材は建築業界の古い素材に比べて、格段の機能強化が図られています。防音設計も、この時流を踏まえて、防音材製品を入手して、巧みに防音構造に活用する必要があります。

 防音職人では、費用対効果の高い、耐久性のある安全素材に数年前から、全面的に切り替えました。高比重遮音ゴムマットも、現在は樹脂を主成分にした製品となっています。臭いも余りしないので、簡易防音にも使えます。

 ちなみに、遮音ゴムは、ゴムの含有量が多いほど、劣化しやすいなどの弱点があり、経年変化により、防音性能が低下します。

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