防音のテーマ・スキーム

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当サイトは、「木造防音設計・工事」に関する事例や参考資料をストックして紹介するとともに、施工要領などの留意点に言及することを目的として、少しずつコンテンツを加筆していきます。
掲載内容への問合せや防音相談は、文中の問合せフォームおよび相談ページのリンクよりご連絡ください。

防音職人の目指すもの

私が運営する防音職人チームの目指すものは、楽しい空間や日々の生活空間を守るための「生活防音」「空間を狭くしない音楽防音室・仕事部屋」です。色々な制約の中で実現するための技術的な防音設計・コンサルティングが特長です
これらの基礎となる資料や防音材などの建築資材に関する情報のストックを拡充していきたいと思います。

そして、ご自宅や仕事場での安全な生活を楽しんだり、落ち着いて仕事をできる空間づくりに寄与する情報提供を目的としています。コンテンツの問合せやご相談にもお答えしますので、お気軽にご連絡ください。

新築木造住宅は断熱吸音材・建築材の施工要領で生活防音が出来ます

新築の木造住宅であれば、基本設計の段階から、生活防音を考慮した設計仕様及び建築材の施工要領をしっかり計画すれば、専門的な防音材を必要最小限に抑えることが出来ます。

吸音断熱材や下地構造、合板・ボード類の施工要領など、具体的な防音計画を定めておけば、新築の施工に反映させることが出来ます。
新築住宅の基本設計の段階から、設計コンサルティング業務を依頼していただければ対応可能です。地元の工務店でも確実に施工できる内容をご提示します。
問合せフォーム問合せ・相談ページ
新築住宅のページを合わせてご覧ください。

木造防音の留意点

木造の防音設計で大事なことは「費用対効果」「建物の安全性・耐久性」です。遮音材にシフトした仕様・工法は木造には向きません。

構造に適した補強や通気・換気システムを尊重しながら、用途に応じた防音計画を立案して、適正な工法で実行することが重要です。木造は過度な重量には耐えられないので、比較的軽量な防音構造が必要です。
それに不可欠なのが吸音断熱層です。

あとは一般的な建築材料を工夫することで、ある程度の遮音性能は確保できます。予算や用途に応じて専門的な防音材を併用する技術が「防音設計」です。防音工事のガイドラインが「施工要領」です。

木造住宅と音楽防音室

木造の音楽防音室をDIYや地元工務店の職人の施工で造ろうとしている人を応援します。具体的な防音材の選定、施工要領などを指導します。(防音材の納品も可能です)
施工説明図の作成業務もお受けできます。ご相談ください。

防音相談・問合せページ問合せフォーム

木造住宅は、高気密高断熱機能を強化する一方で、従来型の戸建住宅よりも遮音性能が低下してきました。主な理由は外壁内部に充填される発泡断熱材、外壁材の面密度低下によるものです。
加えて機械設備による換気システム・配管が音漏れの抜け道になり、配管そのものが固体伝播音の音漏れを酷くする工法もあります。
*床及び壁が共振したり、換気口および床下配管から固体音が筒抜けになるなど、木造防音室には向かない不利な工法です。

便利な設備・機能を導入した反面、従来工法の住宅など木造家屋がもっていた性能が失われてきたと言えると思います。

防音職人では、木造防音室には従来型の伝統的な木造軸組・通気胴縁工法を推奨しています。特に、軸組在来工法はピアノ・ヴァイオリン防音室との相性が良く、音響と遮音のバランスがとれた空間になります。

当サイトでは木造住宅の特長を活かした防音室、生活防音の事例や基本的な知識を投稿していきたいと考えています。少しずつコンテンツを更新しながら、事例記事などを投稿していきます。

遮音設計マニュアル、特許申請事例・音響学会等の研究レポート、筆者(このサイトのウェブマスター)の実践経験などを勘案して木造防音室(ピアノなど楽器やオーディオ・シアター)及び住宅の防音対策にアプローチします。
木造防音室のトピックスはこちらです。
木造防音とピアノ防音室もご参照ください。

音響・防音設計の補正

住宅や防音室の音響・防音設計マニュアルは古く、担当現場での検証や音測定データなどを分析して補正する必要があります。
とくに薄い防音構造を構築するための技術は最新の防音材を活用した事例などを分析して、新しい防音施工仕様を補正して確立することが重要です。
また、設計施工上の留意点を順守することが、適正な防音効果を担保することになります。

防音の検討スキーム

防音職人では、以下のような情報および実践的研究を踏まえて、対策の立案・設計、コンサルティング(無料相談を含む)を行っています。出来る限り生活空間を狭くしない薄い防音構造で対処しています。

地道な研究と、実体験を含めた現場の検証や他分野の技術を含めた情報分析が我々「防音職人」の特長です。メーカーの申告データを鵜呑みにすることはありません。