木造の振動対策

 ここでは、予算などの制約で防音工事が実施できなかった、木造住宅の振動騒音の相談者を救うために検討した床のDIY防音について述べます。3件の事例を要約します。
*住宅・戸外騒音の防音工事の事例はこちら:金属屋根の騒音(木造住宅)木造住宅の工場振動騒音

地下鉄の振動騒音対策
 地下鉄の振動音が戸建住宅(木造)全体に響き、眠れないかたの相談でした。大規模な改造になることと、予算上の制約で、防音工事を断念したのですが、少しでも騒音を軽減して依頼者の苦しみを楽にしようと工夫しました。

 対策の概要は、畳の下とベッドの下に制振材と遮音材を敷き、元のように戻し、振動音を軽減するものでした。結果は、振動が大幅に軽減され、依頼者ご本人とご家族は眠れるようになりました。防音職人が手配した指定の防音材を使って、DIYで作業を行っていただきました。
 制振材と遮音材の相乗効果と思われます。

道路からの振動音騒音対策
 これも同様に、地面からの振動音が原因で眠れないかたの事例です。この場合は、車の走行による振動が建物の床に伝播したものです。

 対策の概要は、上記の防音事例と同じく、畳の下に遮音マットと制振材を敷いていただきました。結果は、これも振動音が軽減され、眠れるようになったとご報告をいただきました。

 このように、防音職人では、コンサルティングとDIY防音によって、問題解決を図った事例もあります。取り扱っている防音材の費用対効果が高いと言えると思います。
 特に、木造や鉄骨住宅では防音効果が体感できることが多いのです。