リスクのある防音対策、騒音の発生要因について情報を発信

 防音職人は、余り他の業者が採り上げないテーマや研究課題、リスクのある対策への警鐘を鳴らす記事を発信しています。
 それは、ウェブマスターである私と専属チーム、提携先が、特定の企業と代理店契約、下請けの契約を結んでいないため、遠慮なく事実を 公表できるのです。
→ 防音通信(テーマ別記事・豆知識)

 また、自宅マンションで外注した専門業者による、失敗事例を論拠として保存しており、日常の中で、生活騒音の発生状況を体感しながら、 検証しています。
 二重天井やGL工法の問題、効果の無い防音材・設計の問題点を教訓として生かしていることが、他の業者には出来ない特長と言えると 思います。同時に、このリスクについて伝え続けることが私の一つの使命だと考えています。


事実を伝えることにより、防音の二次被害を防ぎながら希望を与えること

 防音材でないものを間違って使用すると効果が無いという事実は重要な情報です。
小さな音源を次の2つのケースに入れて密封し、防音効果の実験をした人が居ました。プラスチックのハードケースと発泡スチロールケースでの 防音の実験です。
その結果、ハードケースは多少効果がありますが、発泡スチロールは効果がありませんでした。発泡スチロールには遮音効果も、吸音効果もないこと が確かめられたようです。

 建築物の内装間仕切壁に、発泡スチロールを入れて、石膏ボードを重ねて、防音工事を実施した現場では、逆に遮音効果が低下した事例が ありました。これは、上記の実験結果を裏付けるものです。
 遮音材、吸音材でもないものを使うと、効果が無いだけでなく、逆効果になるというリスクがあります。実は、このような失敗をするリフォーム業者 や建築士が多いのです。

 また、ある建築士が、GL工法の内装壁に孔を開けて、発泡ウレタンを注入することを著書やホームページで提案したそうです。
 *上記の実験のように、発泡ウレタンには吸音性能が殆どありません。
 これをマンションの防音工事で、まねをして行った別の建築士が居ました。言うまでもなく効果は無く失敗でした。しかも、何の責任もとらず、 GL工法は防音できないと、施主様に言い訳をして逃げました。

 最初に公表した建築士の社会的な責任はどうなるのでしょうか。私は、このような間違った、リスクのある行為に警鐘を鳴らすことが、 ウェブサイトを通じて、私のできることの1つだと思います。
 一方、私は防音相談(国立、西国立での無料面談)において、騒音発生の仕組みや、防音の基本・留意点などについてもアドバイスしています。 この相談によって、二次被害を免れた人、防音対策の方針が見つかった人も居ます。