二重床の防音と課題

 現在のマンションの二重床(置き床工法)による防音には、弱点があります。

 本日、防音職人への問合せで、ある建築士より、ただで資料・情報をくださいとリクエストされたので、次のように返事をしました。この中に、課題の大半が含まれています。

基本的に、現在の防振支持脚の置き床工法は、重量音については弱点があり、主に軽量音対策にしか期待できません。
 
しかも軽量音についても、施工上の留意点があります。
*メーカーの製品仕様・説明を遵守すること。
*床下にロックウール又はポリエチレンウールを使用すること。
 
本格的に防音工事をするなら、在来の根太工法に防音材を使用することです。
 
しかしながら、これが出来ない現状には3つのFがあります。
*設計担当の建築士の勉強「不足」
*メーカーの製品開発の研究「不足」
*施工担当の職人など人材「不足」
です。
 
私は独立開業するまで、防音設計の勉強を約10年しました。
*ただでもらえる情報にたいしたものはありません。
 
 
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